DMS/OMSドライバー / 乗員監視システム
概要
●ドライバーモニタリングシステム (DMS : Driver Monitoring System)
車内カメラによってドライバーの運転状態を監視し、危険運転・事故防止を目的としたシステムです。また、顔認証と組み合わせることで、盗難防止、事業者様の運行管理や従業員安全管理にご活用いただくこともできます。弊社では、各機能をパッケージ化したソフトウェアを提供いたします。
●乗員モニタリングシステム (OMS : Occupant Monitoring System)
車内カメラによって乗員の状態を監視し、危険姿勢の検知、エアバッグの出し分け、子どもの置き去り防止を目的としたシステムです。乗員の体勢、体格、推定年齢などを読み取り、様々な危険を未然に防ぎます。
DMS機能
顔認証 (Face Recognition)
高精度顔認証によって、ドライバー名を特定可能です。
シート・ハンドルポジションの自動調整、盗難防止、運行管理にご利用いただけます。
危険運転検出 (Dangerous Driving Behaviour Detection)
電話、飲食、タバコといった、運転中に避けるべき行動を検出可能です。
事業者様における、運転者に対する安全運転の指導・監督にもご活用いただけます。
よそ見運転検出 (Distracted Driving Detection)
ドライバーがどの方向を向いているかを検出可能です。
ドライバーが一定時間よそ見をしている場合に注意喚起を行うことで、事故の発生を未然に防ぎます。
居眠り運転検出 (Fatigue Driving Detection)
目の状態、顔の角度、あくび頻度や姿勢、骨格等、各種情報を基に、居眠り運転の検出を行います。
ドライバーに注意喚起を行うことで、事故の発生を未然に防ぎます。
OMS機能
子どもの存在検知
0歳～80歳までの年齢推定から割り出し、子供の存在を検知します。
送迎バスなどで降車後に子どもが車内に残ってしまう事故を防ぎます。エンジンを切ると自動で点検案内が流れ、運転者に必ず車内の最後まで確認させる安全システムとして使われる事が多いです。
乗員アウト・オブ・ポジション
危険姿勢検出システム（DAP）は、「足をダッシュボードに乗せた状態」や「極端に前のめりな姿勢」など、事故時にエアバッグの効果を無効化したり、逆に重傷を引き起こす可能性がある異常な乗員姿勢を、車内カメラとAIでリアルタイムに検知します。本技術は、衝突前にエアバッグやシートベルトの作動を最適に制御することで、乗員一人ひとりの安全を極限まで高める次世代のインテリジェント安全機能です。
乗員体格分類
乗員体格分類（OCS）は、自動車の衝突安全技術の中核を担うシステムです。シートに座る乗員の体格、体重、着座姿勢を正確に検知・分類し、エアバッグの展開圧やタイミング、シートベルトの拘束力を最適に制御することで、あらゆる乗員（小柄な女性から子供、大人まで）の安全と重傷リスクの軽減に貢献します。
性能
非ディープラーニングとディープラーニング技術の組み合わせによって、高速・高精度なシステムを実現します。特別なハードウェアを必要とせず、車載器に使用される汎用CPUにおいても高パフォーマンスを実現します。やや前世代のCPUでも処理可能です。目標性能、ハードウェアスペック、その他制約(熱など)に応じたチューニングを得意としています。
